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Shifter 機能を使い倒そう!~安心編~

すでにご存知の方も多いかと思いますが、Shifter Static にはサイト管理/運用に効果的な機能がいくつか備わってます。

また、これらの機能はユーザーからいただくフィードバックやご要望を元に開発を促進し、機能の改善や新しい機能が早いサイクルでアップデートを継続的に繰り返しています。

Shifter そのものが安全かつスケーラブルな製品として皆さんにご理解いただけていますが、さらに Shifter がもつ機能を皆さんの管理/運用に合わせてお使いいただくことでさらに安全性を保つことができます。

今回は「安心」をテーマに Shifter が持つ機能について紹介したいと思います。
すぐにでも使える機能ですので、現場で実践していただき、またその声をぜひ私たちにお聞かせください。

 

1. 安全に Shifter 活用

Shifter の管理画面で Owner は 多要素認証/MFA(Multi-Factor Authentication)を設定することができます。MFAを設定することにより、Shifter 管理画面への不正アクセスを防ぎ、機密性を高めることができます。

設定方法は簡単です。ログイン後、グローバルメニューにある Account に入り、タブメニュー Setting から設定することができます。
サポートドキュメント“Enabling SMS based Two-factor Authentication (2FA)” を確認しながら試してみてください。

また、ビジネスサイトの管理/運用にはメンバーと一緒に作業をすることも多いかと思います。Shifter Static をお使いの場合は、その際は合わせて Team 機能と併用して活用をすることをお勧めします。

Team 機能を使って権限管理を行うことにより、決済管理や全てを行うことができてしまう権限でダイレクトに管理画面にログインさせることを防ぎ、メンバーのログインアカウントコントロールを行うことができます。
Team ロールの種類は、Owner の他、Administrator、Editor、Contributor があります。役割に応じた権限をメンバーに付与し、安全に Shifter を複数人で活用することができます。
サポートドキュメント“Introducing User Role feature”  “How to Invite/Join to Team”でTeam機能について詳細を併せてご覧ください。

MFA 機能と Team 機能を併用し、ぜひ安全活用してください。

 

2. もしもの時の便利機能

Shifter Static には「もしも!」という時の便利機能がいくつかあります。

例えば、プレビュー機能です。
Sites > Setting > Auto Publish を無効化にするだけで利用することができます。

一般公開をする前のチェックはもちろん、併用して Scheduled Publish 機能や Team 機能を活用することにより予期せぬ公開を未然に防ぐことができます。

また、バックアップ機能も Shifter Static は充実しています。
単なる一般公開の内容を戻したりする場合は、静的化された Deploys 一覧から公開先を変更することができますがそれ以外のデータそのものを保存し、データを利活用することができます。

1つは WordPress データをバックアップする機能です。
Site > Setting > Create Backup を有効化するだけで Generate の度に自動で生成されます。
バックアップデータは、Deploy 一覧から対象の Artifact を選び、WordPress マークまたは Detail ページからダウンロードすることができます。このファイルを使って、別の WordPress 環境へのインストールを行い活用することが可能になります。

2つ目は静的化されたデータの自動バックアップ機能です。これは設定が不要です。
Deploy 一覧から対象の Artifact を選び、WordPress マークまたは Detail ページからダウンロードすることができます。静的な HTML、CSS、JS、画像などファイル一式を取り出すことが可能です。これらは、さらなる開発、テスト、または他の環境へのデプロイのために、ローカルマシンに保存することができます。また、ローカルバージョンを維持したい場合や 別のサービスで公開したい場合に備えて、ダウンロードすることができます。

 

3. 緊急時のお助け機能

Shifter Static には Emergency Actions 機能があります。

なんらかのトラブルにより、WordPress にアクセスできな場合でも Emergency Actions を設定おくことで緊急事態でもアクセスを可能とします。一時的に発行される緊急ユーザーを使うことでアクセスを可能にします。

また、セーフモードを使ってトラブルシューティングにも役立てることができます。
プラグインのトラブルシューティング、Artifact の生成失敗、WordPressの起動失敗などシステム上のトラブル発生時に活用し、問題を調査また回避することができます。

 

最後に

今回は「安心」をテーマに特徴的な Shifter 機能を紹介しました。
他にも様々な便利機能がユーザーの声によって実現されています。

Tier ごとに使える機能や標準機能、様々な機能をぜひチェックして使い倒してください。
そしてまたその感想をお聞かせください。

皆様のフィードバックが私たちの開発を推進します。
ぜひその声をお聞かせください。お待ちしております。