初めての Gatsby Days in LA での経験

Tomohyco Tsunoda | February 12, 2020

第一印象

Gatsby Days LA の第一印象は,他のカンファレンス,特に WordCamp とは大きく異なっているなというものでした。 WordCamp はユーザ・エクスペリエンスに重点を置いているのに対し Gatsby Days はデベロッパー・エクスペリエンスに重きを置いている点が主な違いです。もちろん、これは一般的な推測ですし、互いに重なる領域もかなりあるでしょう。

Gatsby Cloud

Gatsby チームにとって、 Gatsby Cloud は最優先事項であるのは明々白々です。セッショントピック、インテグレーション・ロードマップ、Gatsby チームの目指すゴールのいずれの事からもプロダクトとしてのクラウドは、まだそうなっていない場合、Gatsby のエコシステムにおいて次なる大きな出来事になるでしょう。

Gatsby Cloudイニシアチブはいくつかの理由で非常に理にかなっており、最終的には良いことです。明らかなのは、Gatsby Cloud を使用していない人でも、Gatsby に安定した収益ストリームを提供するということです。イノベーションが行われたことで、クラウドの問題を解決するオープンソースチームとその背後にあるエンジニアリングチームがオープンソースに進出できると確信しています。彼らは、巨大で最も複雑な Gatsby サイトで作業する予定です。彼らの解決する問題は困難であり、コミュニティ全体が Gatsby チームの努力から利益を得るでしょう。

Gatsby Cloud のもう1つの興味深い点は、同様のサービスを提供する他の静的サイトジェネレーターのフレームワークを考慮に入れる時です。オープンソースは、現代の Web 開発者が今日触れているほぼすべてのプロジェクトを実行します。しかしながら、フレームワークを実行するプラットフォームは通常、フレームワークとは関連付けられていません。 Gatsby Cloud はその関係性を変えていきます。製品としてフレームワーク作成者からの専門知識を提供を受けます。最も成功した企業のいくつかはこのような事を実際に行っており、その内で最も注目すべき企業の1つは Appleです。Apple は、顧客に提供するハードウェアとソフトウェアを所有しています。この決定により、顧客のニーズに合った製品を作成するための優位性が得られました。ハードとソフトの両方を提供することは効率的であるものの、成長する SSG 市場で他のフレームワークと競争することも重要です。 Gatsby Cloudの未来に興奮しています。この Gatsby Cloud は Gatsby 開発者向けの専用ツールであり、非常に高速で多くの問題を解決します。

Gatsby Cloud はオール・イン・ワンのソリューションではないことに注意することが重要です。前述したように、これは問題を解決するために作成された専用ツールです。ホスティングはこれらの問題の1つではありません。 Gatsby Cloud は、ビルドとプレビューという最も難しい2つのことに集中しています。ホスティングに関しては、数社以上のプロバイダーがこれを提供しており、素晴らしいプロダクトです。NetlifyAWS AmplifyZEIT などは、Gatsby Cloud を使用する際のベストプラクティスです。私たち (Shifter) が Netlif yへデプロイする方法 を解説している事を思い出してください.

Gatsby Builds

Gatsby Daysのほぼすべての基調講演で、ビルドについて言及がなされました。深いデータセットを持つエンタープライズユーザーまたはサイトが Gatsby に移行するにつれて、ビルド時間はますます長くなります。 Gatsby Builds は、独自のキャッシングシステムを提供し、ビルド時間を数時間から数分に短縮できる環境を構築します。

私は、AWS Amplify または Netlify で DIY または Roll-your-own セットアップでこれを複製する方法を考えました。ほとんどの方はご存知ないでしょう。まず、スタックと設定を所有します。 Gatsby Cloudのビルド時間に合わせて AWS Amplify の環境を調整するのに多くの時間を費やしました。簡単な作業ではありません。第二に、同じコンテナ環境に一致した場合、それを維持する必要があります。しかしながらプレビューのような機能はまだありません。

いくつかの基調講演では、10 秒未満または瞬時のビルド時間など、いくつかの目標が言及されました。 Gatsby Cloud がどのように機能するかを考えると、当たらずとも遠からずな考えかもしれません。ほぼ瞬時のビルド時間も間もなく見られるかもしれませんが、現在のワークフローまたはプロセスを完成させた結果ではないと思います。たどり着くには、恐らく全く異なる方法でアプローチする必要があるでしょう。

Gatsby Preview

Gatsby Days の2番目のホットなトピックはプレビュー機能でした。個人的には私のお気に入りの機能です。エンドユーザーに焦点を当てており、Gatsby は、他の方法では使用できない多くのチームや開発者にとって成功が見込めるオプションです。

Gatsby Preview は、ユーザーがビルドを行う事なく、バックエンドで発生した変更をフロントエンドで表示する方法を提供します。ページの新しい投稿を作成し、ステージング環境としてプレビューリンクを表示して、公開する前に変更を表示します。実行前に変更を表示させる場合は、ローカルや管理している開発サーバー上、または、ビルドを作成して最善を期待する必要があります。

Shifter チームはしばらく前に同じ問題に直面しました。ユーザーに静的サイトを作成し、公開前にプレビューする方法を提供したかったのです。そのため、 artifact をデプロイする方法についていくつかのオプションを作りました。これににより、Shifter ユーザは静的サイトを作成、プレビューし、そして必要な場合にのみ展開できます。これら機能は Shifter PreviewAuto Deploy というものです。 Gatsby Cloud と Shifter のプレビューの最大の違いは、ユーザーが WordPress を実行していることと、そして WordPressプレビューで表示されるページが Shifter の静的サイトジェネレーターで出力されるページと同じであることです。

Gatsby Daysでも新しい言葉を覚えました。 CCS や Content Creator Experience (コンテンツ・クリエーター・エクスペリエンス) は初めて知る言葉であり、このペルソナを頻繁に参照しているので、この用語を紹介できてうれしいです。 JAMStack と WordPress について話すときの一般的な例を挙げると、Markdown を使用する開発者です。開発者は Markdown を愛しているものの、一方、エンドユーザーは Markdown の活用方法をよく知らないため、Git を使って新しい記事を公開するという方法を採りたくありません。そのため、WordPress はコンテンツ作成者の間で今でも人気があります。その相互作用全体が CCX です。

WordPressとGatsby Cloudのプレビューの間には多くの機会があります。どのように連携するかという点が突出しています。コンテンツ作成者を支援するために作成したカスタム関数の例を紹介している基調講演もありました(CCXの改善!)。しかし、まだ標準とは言えません。 Gatsby Cloud チームが公式の WordPress プラグインを作成するのは少しおかしく思えますね。でも、2つのプラットフォーム間の抵抗を減らす最良の方法かもしれません。現在、開発中の WordPress の公式Gatsby テーマはあるものの、これは Gatsby Cloud 固有の物というわけではありません。

WordPress と Gatsby

WordPress を Gatsby で使用することへの関心事は、コミュニティで提供されている CMS の中で最大だからです。体験を改善するような Gatsby への貢献を歓迎します。これらは Gatsbyの成功に不可欠でしょうか。「そうだ」とは言いません。それでも WordPress コミュニティを受け入れ、それらのユーザーが既に行っている作業を補完する新しいフレームワークに参加することを支援していく事は、これから大いに役立つでしょう。

GatsbyがWordPressのエクスペリエンスを改善するために必要ないくつかの重要な領域があります。

ドキュメントとスターターキット

Gatsby は、WordPress から Gatsby への新規ユーザーの乗り換えを支援するために、公式のスターターキットとコースをさらに提供する必要があります。 Gatsby を使用している WordPress 開発者のほとんどは、エンジニアまたはソフトウェア開発者だと思います。 Gatsby が成長する次の段階は、平均的なユーザーが簡単に始められるようにすることにかかっています。

#NoCode ミッション

Kyle Mathews による最初の基調講演で、彼は #NoCode がギャツビーの目標であると述べました。最終的には、ユーザーが WordPress のサイトを作成してGatsby Cloud に接続するということをコードを書く事なく、サイトをローンチできるようにしたいと考えています。これは必ずにできることだと思いますし、実現するために必要な部分はすでに存在していると思います。あとは目的のためにシステムを設計するだけです。

テーマとプラグイン

高品質まテーマとプラグインのエコシステムは小規模です。コミュニティは新しくなりつつあり、成長が期待されています。スターターとテーマには大きな違いがあります。しかしながらほとんどのユーザーは違いを知りません。テーマが広まると、WordPressコミュニティは繁栄し、活況を呈しました。私は Gatsby でも起こると」思います。

Gatsby Source WordPress プラグイン

Gatsbyチームによって開発された Gat Source WordPress は、2つのコミュニティを接続するための最初の公式のステップのようです。 Jason Bahl が Gatsby に参加したとき、彼は WPGraphQL の経験から得た豊富な知識を Gatsby チームにもたらしました。 特に Gatsby 以外の WordPress からコンテンツを持ってくる人にとってはまだまだ気に入られているツールです。書き換えられた新しい公式ソースプラグインは、Gatsby と WordPress 専用に設計されています。

新しいソースプラグインは、現在のオプションよりも劇的な改善が行われています。必要な書き直しだとどうしても思う事ができませんでした。プラグインのリード開発者の1人、 Tyler Barnes によるデモを受け取った後、進む方向に関して感銘を受けました。新しいソースプラグインは、大規模なデータセットの操作、ローカルでのサイトの開発、WordPress とのより深い統合のためのオプションを提供します。たとえば、WordPress サイトに 1,000 件のメディアがアップロードされており、そのうち1つしか使用していない場合、使用しているメディアのみをクエリして引っ張ってくるようになっています。

まとめ

Gatsby と WordPress の未来は明るいものになりそうです。JAMstack はWordPress を食う、一方が他方を置き換えるといといった扇情的な記事は常にあります。でも、そうはならないと思います。Gatsby と WordPress は多くの時間を互いに依存しています。専門知識、販売、インスピレーションなどのために2つのコミュニティ間ですべてを受け入れることは、互いの成功にとって重要です。

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